映画「神在月のこども」の主題歌をシンガー・ソングライターのmiwaさんが書き下ろすという発表後も、miwaさんは連日精力的に楽曲制作を続け、このたび異例のスピードで完成まで導いていただけました。
なんと、そのお披露目が31日、アジア最大級の国際映画祭である「第33回東京国際映画祭」の日比谷会場オープニングイベントにて行われることが決まり、miwaさん自らの歌唱によって解禁されることになりました。このような経験ができることに今からゾクゾクしています。
miwaさんとの出会いは2019年、フランス・パリで開催された欧米最大のジャパンカルチャーを紹介するイベント「Japan Expo」でした。ステージでの生ライブ終了後、ゲストルームで偶然お話しする機会に恵まれたことがご縁の始まりでした。
僕が約8年半前にフリーランスになったばかりの頃、胆力に欠けていた自分の背中を押してくれた曲が、miwaさんがドラマ『リッチマン、プアウーマン』の主題歌として手掛けた「ヒカリヘ」でした。
Japan Expoで、miwaさんはたった一人、手にギター1本のみを抱え、伴奏者もいないステージで「ヒカリヘ」を熱唱されました。異国の大勢のファンを前に、凛(りん)とした姿で歌い上げられた様(さま)に心が震えました。まるで映画のワンシーンのようで、同じ日本人として、とても崇高かつ勇敢に映りました。
今度は自国の地で、再び心が震えることを僕自身楽しみにしています。31日、東京から山陰の皆さまへもゾクゾクをお届け致します。楽しみにしちょいてごしなはい!
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みしま・てっぺい 『神在月のこども』企画・プロデューサー。1979年、松江市出身。cretica universalでは映画、漫画、テーマパークなどさまざまなシーンで企画・プロデュースを担当。