鳥取県産柿の新品種「輝太郎」の生産者らが6日、境港市大正町の妖怪神社を訪ね、出荷が始まったばかりの大玉を奉納した。順調な生育に感謝し、好調な売り上げを願った。
早生(わせ)柿で、故水木しげるさんの漫画「ゲゲゲの鬼太郎」などにちなんで命名された。県東部と西部を中心に栽培され、9月下旬に収穫が始まった。
生産者でつくる県かき部長協議会の赤井富雄副会長(63)=南部町朝金=は「玉太り、糖度も平年並みにしっかりとある」と話し、JA全農鳥取県本部の竹之内啓副本部長は「ファンを増やしていきたい」と力を込めた。
加工品を合わせて奉納した後、周辺を散策する人たちに柿を配ってPRした。
JA全農県本部によると、今季の栽培面積は昨季比4%増の22ヘクタール。116トン(前年実績117トン)を国内のほか台湾、タイに出荷し、昨季並みの7600万円の販売を見込む。出荷は今月下旬まで続く。 (松本稔史)













