土砂災害警戒区域内に立地する桜江中学校(江津市桜江町川戸)で20日、災害発生を想定した避難訓練があった。全校生徒約50人が避難の手順を確認し、避難所設営の方法を学んだ。
長雨により災害の危険性が高まり、避難指示が発令されたとの想定で実施。緊急放送を聞いた生徒は、教職員とともに体育館に集まり、点呼して全員の無事を確認した。避難が長期化する場合に備え、校内に備蓄してあるプラスチック製の間仕切りや段ボールベッドの組み立ても試した。
3年の村岡颯太さん(15)は「万が一に備え、日頃から準備しておくことが大切だと思った」と話した。
桜江中は近くに標高約80メートルの山があり、土砂災害の警戒区域に指定されている。通学路にも危険区域が点在しており、生徒の意識啓発を目的に企画した。過去に起きた土石流や地滑りの動画を見たり、ハザードマップの見方も学んだりして防災意識を高めた。 (福新大雄)


          
          



  






