SDGs。持続可能な開発目標と訳される。国連サミットで採択された2030年までの達成目標だ。最近、テレビなどでとみによく聞く言葉だが、採択されたのは15年9月。もう6年もたっている。17の大きな目標と、それを達成するための169のターゲットで構成されている▼最初の目標は「貧困をなくそう」。その次は「飢餓をゼロに」。5番目には「ジェンダー平等を実現しよう」がある。貧困や飢餓、健康と福祉、安全な水など、開発途上国の問題のようだが、日本だって子どもの7人に1人が貧困だといわれ、世界経済フォーラムの男女格差報告を見ると、ジェンダー平等は156カ国中120位に低迷している▼7番目「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」、8番目に「働きがいも経済成長も」と続く。うん? 総選挙のどこかの党の公約にあったような。3番目の「すべての人に健康と福祉を」が新型コロナ対策の論争か▼13番目「気候変動に具体的な対策を」、14番目は「海の豊かさを守ろう」だ。昭和の時代には考えられなかったような高い気温や豪雨、台風。海水温度も高くなっている。島根半島でウスバハギ、カスミアジなど亜熱帯系の魚が釣れているという。磯焼けも進んでいると聞いた▼衆院選の選挙カーが連日にぎやかだ。SDGsの17目標に各党の公約を照らし合わせてみると、投票の参考になるかもしれない。(富)