島根県内での就職が決まった大学4年生が活動を振り返り、内定獲得のポイントを後輩たちに伝授する座談会がこのほど、オンライン形式で開かれた。これから本格的に就活を始める学生が、県内出身の先輩2人の苦労話や具体的アドバイスに耳を傾けた。
情報通信業の会社に就職する矢島晴佳さん(22)=広島大総合科学部4年=はエントリー数について「10社が限界と感じた」と語った。「書類の準備が大変で、労力をかけてまで入社したいかを考えて絞り込む方がいい」と助言した。
不採用通知を受け取り、落ち込んだ時は「趣味の時間を作り、家族や友人にも相談するようにした」と、自分なりの気持ちの整理法を見つけることを勧めた。
志望した地方公務員に合格した吉川創太さん(21)=立命館大文学部4年=は、並行して民間企業も受験した。3年時の8月に始めた公務員試験の準備がおろそかにならないようメリハリを意識し、試験勉強の集中期間(1~2月)を設けたという。
合同説明会への臨み方を問われ、「気になる会社を事前に調べ、質問を三つは用意すること」と答えた。 座談会はジョブカフェしまねが主催し、11月27日の第2回もオンライン方式で参加学生を募集している。問い合わせは、電話0120(67)4510。
(藤本ちあき)