(山陰中央新報 2004年11月13日付)
 三朝町や県中部県民局などでつくる三徳山開山千三百年祭実施委員会は十一日、作家の瀬戸内寂聴氏を招いた講演会を同町総合文化ホールで開いた。源氏物語の現代語訳で知られる瀬戸内氏は、三徳山三仏寺伝の銅鏡(重要文化財)について「平安時代の女人仏教を考える上で示唆を受けた」と感激を表した。

 「縁とふれあい」の演題で話した瀬戸内氏は、「銅鏡に記してある...