ツアーに向けて話し合う関係者ら=島根県奥出雲町馬馳、布勢コミュニティーセンター
ツアーに向けて話し合う関係者ら=島根県奥出雲町馬馳、布勢コミュニティーセンター
ツアーで使用する予定の自転車=島根県奥出雲町馬馳、布勢コミュニティーセンター
ツアーで使用する予定の自転車=島根県奥出雲町馬馳、布勢コミュニティーセンター
ツアーに向けて話し合う関係者ら=島根県奥出雲町馬馳、布勢コミュニティーセンター ツアーで使用する予定の自転車=島根県奥出雲町馬馳、布勢コミュニティーセンター

 JR木次線を走る普通列車の利用促進に向け、島根県奥出雲町布勢地区の住民グループが観光業者と手を組み、レンタル自転車と列車を組み合わせたツアーを構想した。地元をよく知る住民らがガイドとなり、沿線の観光施設や喫茶店、写真スポットを巡る内容。2022年度以降の実現を目指す。

 出雲八代駅(奥出雲町馬馳)で手作りカフェ運営などに取り組む布勢地区の住民グループ「布勢の魅力活性化プロジェクト」と、四国地方を中心に自転車を使った観光事業を展開する「AWAーRE(アワ・レ)」(徳島県美馬市)が催行する。

 出雲八代駅を拠点に、奥出雲町三成地区の街並みを見渡せる写真スポット、江戸時代に松江藩の鉄師を務めた絲原家(奥出雲町大谷)などを木次線や自転車で1日かけて巡る。観光や運動が趣味の幅広い世代の利用を見込む。折り畳み式で、かばんに入れて列車内に持ち込める自転車を用意する。

 活性化プロジェクトの一員で、日々の体力づくりに自転車を使う小倉さくらさん(37)=奥出雲町上三所=が中心となり、ガイドを引き受ける予定。小倉さんは「レジャー感覚で楽しめるツアーにしていく」と意気込む。

 JR西日本米子支社管内の区間で、20年度の平均通過人員(1日1キロ当たりの輸送密度)は出雲横田(奥出雲町横田)―備後落合駅(広島県庄原市)間が18人で最も少ない。木次線全線は19年度比30%減の133人にとどまり、旅客輸送収入は43・6%減の3500万円。 (清山遼太)