コントレイルのジャパンカップ制覇を喜ぶ大山ヒルズの職員=鳥取県伯耆町真野
コントレイルのジャパンカップ制覇を喜ぶ大山ヒルズの職員=鳥取県伯耆町真野

 昨年無敗のクラシック三冠馬・コントレイル(牡4歳)が28日、引退レースとなった中央競馬のG1レース・第41回ジャパンカップ(東京競馬場、芝2400メートル)を制し、有終の美を飾った。1歳から育てた競走馬育成・調教施設「大山ヒルズ」(鳥取県伯耆町真野)の職員は歓喜に沸き、種牡馬としての第2の生活にエールを送った。

 ラストランを見届けようと、職員17人が事務所でテレビ中継を観戦。コントレイルの名前をあしらったマスクやジャンパー、帽子に身を包み、発走前のファンファーレが鳴り響くと並んで座り、レースの行方を見守った。

 馬群の中央に位置したコントレイルが最後の直線で一気に加速すると職員は「差せ、差せ!」と連呼。集団から抜け出して1着でゴールすると「大したもんだ」と驚きと安堵(あんど)の声が上がり、万歳で祝った。

 獣医師として支え続けた長高尚ゼネラルマネジャー(44)は「無事に引退を迎えることができてほっとした。もっと強くなるかもしれないと思わせるレースだった」と感嘆した。

 北海道生まれのコントレイルは、大山ヒルズに戻ることはなく、古里で種牡馬になる。長ゼネラルマネジャーは別れを惜しみつつ「子どもたちも大山に来てほしい。第2、第3のコントレイルを育てられる日を楽しみにしている」と願った。