<俳句>

 ◇俳句いろは塾(浜田市)

真つ新なハンカチ入れて夫は旅 吉田 博子

炎天に研ぎ職人の待つ露天 斎木美智恵

蜩の競り合ひながら鳴きにけり 清水 量子

風つかむ揺れて黄菅のほどけける 久保 順子

オープンのカフェへと弾む白き靴 三沢 孝子

風鈴の気兼ねなく鳴り仕舞はるる 中川 豊子

この汗と流したき事多かりし 東 よしめ

 ◇まほろば句会(美郷町)

心ひく黄菅の咲ける奥の闇 服部 康人

朝涼を戻れぬ子等に届...