玉造国際ホテル(松江市玉湯町湯町)が、ものづくり体験講座とランチ、温泉入浴をセットにした日帰りプランを売り出している。地元客をターゲットとし、宿泊客のいない時間帯に受け入れることで施設の有効活用を狙う。
新型コロナウイルス禍で、カルチャースクールなどで教える場が減った地元作家と、スペースに余裕があるホテルが手を組み企画した。松江、出雲、雲南市内のエコクラフトや水引細工など講師9人が2時間レクチャーする。1講座5人までで、午前と午後の部に分かれ、チェックアウト後の午前10時から午後3時までの間に行う。会場は最上階のラウンジを使用する。
レストランでは、ものづくり体験の参加者限定のメニュー4種を用意するほか、送迎付きで玉造温泉街にある系列旅館・長楽園の大露天風呂に入浴してもらう。価格は、WeLove山陰キャンペーンの利用で1人4400円。
12月末までの予定で、来年以降、講座を充実させて継続も検討する。森広学総支配人は「体験プランを通じ、レストランや宿泊などの利用につなげたい」と話した。
(藤本ちあき)