鳥取県は18日、新型コロナウイルスのオミクロン株の疑いがある感染者の濃厚接触者5人が、鳥取県内に滞在していると発表した。5人はそれぞれ関係者で、県内在住者ではない。17日に実施したPCR検査は陰性で、県内に移動後は自ら確保した宿泊施設で外出自粛をしており、不特定多数との接触はないとみている。

 5人は12日に関西空港に到着した海外からの航空機に搭乗し、同乗者がオミクロン疑いと確認された。1人は12日に、残る4人は15日にそれぞれ鳥取県内に入った。5人に食事を提供するなどした2人が接触したが、いずれもPCR検査は陰性だった。

 5人は18日に県の宿泊療養施設に移動。26日までは健康観察を続ける。県対策本部会議で平井伸治知事は感染拡大しないよう対策を取ったとし、県民に対して「通常通り生活してもらっても問題ない」と述べた。

 (藤井俊行)