島根県庁
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 島根県と松江市は4日、新型コロナウイルス変異株「オミクロン株」疑いの感染者が新たに確認されたと発表した。3日の検査でコロナ感染が判明し4日に発表した6人のうち松江市在住の3人と県外在住の1人の計4人で、発症2週間前以降にそろって県外に移動していた。

 4人とも変異株のスクリーニング検査を行ったところ、オミクロン株感染の疑いがあり県が全ゲノム解析する。ほか2人の新規感染者は出雲市在住と雲南市在住の各1人。雲南市の1人は集団感染が発生した出雲市内の飲食店の利用客の接触者で、オミクロン株の可能性があるという。

 中国電力島根原発(松江市鹿島町片句)で働く協力会社の社員1人の感染も判明した。4日発表した中電によると、県外の帰省先で2日、感染が分かり、そのまま県外に滞在中。原発の運営に影響はないという。

 県内の累計感染者は1774人。4日午後4時現在の入院者数は41人で、重症者はいない。即応病床(191床)の使用率は21・5%、確保病床(368床)は11・1%。宿泊・自宅療養者はともにいない。
      (森みずき)