鳥取県と鳥取市は4日、新型コロナウイルス変異株「オミクロン株」疑いの感染者が確認されたと発表した。3日の検査でコロナ感染が確認され4日発表した4人で、県衛生環境研究所が遺伝子検査中。確定すれば県内で初めてとなる。
4人は鳥取市在住の60代女性、米子市在住の30代女性、県外在住の20代男性、居住地非公表の30代女性。県外在住の20代男性と米子市在住の30代女性はオミクロン株が確認された地域との往来歴がある。ほか2人はその2人の濃厚接触者。4人のうち3人はワクチンを2回接種済みで1人は未接種だった。4人はスクリーニング検査でオミクロン株の疑いが判明した。
県はオミクロン株疑い事例の発生を受け、5日から県内3カ所に臨時PCR検査センターを開く。4日の県と鳥取市の合同対策本部会議で平井伸治知事は「身の回りで感染が起きるかもしれないと注意のレベルを1段上げてもらう必要がある」と県民に呼び掛けた。
県内で新規感染者の確認は53日ぶりで、累計は1673人となった。