【日野】鳥取県日野町上菅の日本一小さな蔵美術館で、館長の小谷博徳さん(82)の写真展「懐かしき追憶の日々」が開かれている。50年ほど前に撮影した大山のモノクロ写真のほか収集したカメラも展示し、フィルムカメラの魅力を伝えている。25日まで。入場無料。
小谷さんは20代の頃から趣味でカメラを始めた。当時、米子市内の写真館でカメラ教室の入門編に参加し、露出やシャッタースピードなどの撮影方法から現像までの技術を学んだ。
写真展では、豪円山(鳥取県大山町大山)から撮影した名峰大山の北壁の風景写真など13点と、小谷さんが収集したマミヤやヤシカ社のカメラ15点を並べる。
小谷さんはカメラやモノクロ写真について「自動化が主流の中で、撮影、現像、焼き付けまで自分の思いを入れることができる」と良さを話した。「大山の写真は今では見ることができない風景。歴史の積み重ねを見てもらいたい」と来場を呼びかけた。
午前9時~午後5時。無休。(藤本みのり)












