「まん延防止等重点措置」初日に、午後9時近くなり、店じまいする店員=27日午後8時58分、松江市寺町の大衆酒場串かっちゃん
「まん延防止等重点措置」初日に、午後9時近くなり、店じまいする店員=27日午後8時58分、松江市寺町の大衆酒場串かっちゃん

 新型コロナウイルスの感染急増を受けた「まん延防止等重点措置」が27日、島根など18道府県に追加適用された。期間は2月20日まで。初適用の島根県内では、営業時間短縮の要請に応じた飲食店が午後9時までに店じまいするなど影響が広がった。感染抑制のため、全県を挙げた我慢の日々が始まった。

 島根県では、重点措置期間全てで時短営業や休業に応じた飲食店に協力金を支給する。個人経営の居酒屋など中小企業の場合、感染防止対策の基準を満たした認証店は「営業時間午後9時まで、酒類提供午後8時まで」か「営業時間午後8時まで、酒類提供なし」の2パターンのどちらかを選択でき、非認証店は「営業時間午後8時まで、酒類提供なし」となる。

 松江市の歓楽街・伊勢宮では、休業を選ぶ居酒屋やスナックも見られ、営業する店も午後9時までに明かりが消え、人通りはまばらだった。

 2パターンを選べる認証店は26日時点で認められた782店。協力金は2月21日に申請受け付けを始め、1カ月後の支給開始を目指す。

 このほか、やむを得ない仕事や受験などを除く都道府県をまたいだ移動の自粛、県内であっても混雑した場所などへの外出を控えるよう、県民に要請。集客力が高い水族館アクアス(浜田市、江津市)などは休館している。

 丸山達也知事は27日の定例記者会見で「これまでになかった制約を県民や事業者にお願いする。政府、市町村、医療機関などと緊密に連携し、25日間で収束への道筋をつけたい」と述べ、協力を呼び掛けた。

 島根のほか、追加適用されたのは、北海道、青森、山形、福島、茨城、栃木、石川、長野、静岡、京都、大阪、兵庫、岡山、福岡、佐賀、大分、鹿児島の計17道府県で、対象は34都道府県に拡大した。
      (曽田元気)