米子市教育委員会が1日から、市内の公立小中学校全34校を対象に、各学級を午前と午後の2班に分け、登校や授業を分散させる。児童・生徒の新型コロナウイルス感染を予防し、休校による保護者の負担増も抑える狙い。13日まで。

 午前と午後に登校する2班それぞれに、各日3時間程度の授業をする。給食のみ2班の合同で、授業時間以外は帰宅し、自習してもらう。

 家庭に保護者が不在の場合などは原則、小学1、2年生を対象に預かる「臨時教室」を各小学校に設ける。必要に応じて小学3年生以上も受け付ける。

 市教委の浦林実教育長は「子どもたちの健康を守ることと、家庭に負担をかけないことを最優先に考えた」とコメントし、保護者の理解を求めた。

 (田淵浩平)