warmさんが撮影した新生児(warmさん提供)
warmさんが撮影した新生児(warmさん提供)
ベリーペイントを手掛けるwarmさん=松江市玉湯町玉造の自宅スタジオ
ベリーペイントを手掛けるwarmさん=松江市玉湯町玉造の自宅スタジオ
warmさんが撮影した新生児(warmさん提供)
ベリーペイントを手掛けるwarmさん=松江市玉湯町玉造の自宅スタジオ

 妊娠の記念に妊婦のおなかに絵を描くベリーペイントアーティストで、松江市在住のwarm(ウォーム)さん(32)が新生児撮影の専門講習を受け、事業の幅を広げた。新型コロナウイルス禍で、家庭で家族と過ごす時間が増え、家族の写真に関心が高まる中、妊娠、出産、成長の過程を記録に残すサービスとして好評だ。(金津智也)

 ウォームさんは、かつてイラスト制作の仕事を手掛け、結婚式用のウエルカムボード作りに携わり、人の人生の貴重な瞬間に携わる喜びを実感。安産祈願のおまじないでもあるベリーペイントを知り、日本ベリーペイント協会(東京都)の講習を受けて2017年に認定のアーティストとなり、自宅にスタジオを構えた。

 妊婦にベリーペイントを施し、おなかを撮影していたところ「産後も撮ってほしい」と新生児撮影の相談を受けたのが、事業の幅を広げるきっかけ。ニューボーンフォト協会(同)の講習で、新生児の体の構造や負担を掛けない姿勢などを学び、19年に協会認定の写真家となった。

 新生児のいとおしい表情を、おなかの中にいた状態に近いポーズで撮影したり、ハーフバースデーや七五三など依頼に応じて撮影したりと、成長過程の記録に一役買う。

 人の喜ぶ顔が原動力というウォームさんは「ベリーペイントや写真を通して、かけがえのない時間のかたちづくりに寄り添いたい」と話す。

 新生児撮影の料金は2万3千円。写真データ約30枚を渡すほか、衣装、小物を貸し出す。問い合わせは電話090(7594)5501。ホームページはhttps://wk6nf.crayonsite.com