ライトアップされた「段部のしだれ桜」=雲南市加茂町三代
ライトアップされた「段部のしだれ桜」=雲南市加茂町三代

 【雲南】樹齢300年を超える雲南市加茂町三代の「段部(だんべ)のしだれ桜」が満開となった。夜間はライトアップされ、夕暮れの空をバックに淡いピンクの花が滝のように流れ落ちる。見頃は今週末まで。

 幹回り3・5メートル、高さ14メートル、枝張り20メートルの巨木。10代目の多田納修二さん(64)宅の向かいにあり、初代が植えたと伝わる。「段部」は地名で、多田納家の屋号という。

 2月半ばからの冷え込みにより、昨年より13日遅い24日に開花。先週末から気温が上がり、一気に花が開いた。

 しなやかに垂れ下がった枝の下では、家族連れや写真愛好家がライトに照らし出されたしだれ桜を撮影した。

 ライトアップは4月8日まで、午後6時半~同9時半。

 (狩野樹理)