東芝は14日、車谷暢昭社長が同日の臨時取締役会で辞任したと発表した。後任として綱川智会長が社長を兼務する。英投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズによる東芝買収提案を巡る経営陣の対立が辞任の背景にある。車谷氏は2017年から18年までCVC日本法人会長を務め、他の取締役らは提案を「私物化」と判断したもようだ。 

 米投資ファンドなども買収提案を検討しているとされ、東芝の争奪戦になる可能性が出てきた。巨額買収劇は混迷の度合いを深めている。同日午後にオンラインで...