国は4月、単価上昇を抑制する制度を新たに導入した。
政府が昨年試算した2030年時点の原発の発電コストは1キロワット時当たり11・7円以上となり、8・2~11・8円の太陽光発電(事業用)に「最安」の座を明け渡した。
原発は安全対策費などが膨らみ、15年の前回試算から1・4円上昇。対して太陽光は脱炭素化による導入量の増加を見込み、4円程度引き下げられた。
中国電力や経済産業省が原発の必要性を説明する際、再三持ち出すのが発電コストだ。最安でなくなったからといって、他の電源と比べ安いことに変わりはな...