【出雲】出雲市平田町の書道愛好家、高橋光彰さん(85)の切り絵と書の作品展が同市西平田町のぎゃらりーHand&Handで開かれている。独自の技法で表現した四季の花々や力強い筆遣いの書が来場者を魅了している。7月2日まで。入場無料。
高橋さんは高校生の頃から絵を描くことが好きで、約4年前に新聞で切り絵の手法を知った。自分で描いた絵をはさみで切り取り、のりで台紙に貼り付けるという独自の表現方法を思いつき、立体感のある作品を仕上げている。
会場には梅や桜、バラ、ボタンなど花の作品を中心にA3サイズの力作37点を展示する。色彩が豊かで、葉脈まで細かく描かれ、来場者が見入った。高橋さんが日常で感じた思いを込めた書も12点が並ぶ。
高橋さんは「花の絵を見て、心を癒やしてほしい」と話した。 (藤原康平)