本紙を有効活用するための「大人の新聞教室」が4日、邑南町井原の井原公民館であり、町民10人が山陰中央新報社の山本洋輔読者室長から読み方、生かし方のこつを教わった。
山本室長は、新聞記事は取材した記者や編集デスク、記事の見出しやレイアウトを担当する整理部の記者、デスクなどによる複数のチェックを経ていることを挙げ「インターネット上にある多種多様な情報の中でも新聞社発の記事は信頼性が高い」と説明した。
日々の本紙の読み方として「忙しい時は全部読まなくても大丈夫」と話し、記事を要約した見出しやリード(第1段落)の拾い読みを提案。山陰にちなんだクロスワードクイズへの応募やこだま欄への投稿は脳の活性化につながるとした。
宮田千賀子さん(72)=井原=は「新聞記事はさまざまなチェックがあるから信頼できると分かった」、前文江さん(73)=中野=は「リードに要点がまとめてあると知り、あしたから新聞の読み方が変わりそう」と話した。
教室は井原公民館が企画した。 (糸賀淳也)