【境港】妖怪がさまざまな仕掛けで登場する施設「鬼太郎妖怪倉庫第三章」が16日、水木しげるロードの起点となる鳥取県立みなとさかい交流館(境港市大正町)2階にオープンした。
床面積270平方メートルに迷路のようなコースを設け、所々に大型の人形を置いた。山口県下関市から家族4人で訪れた小学4年生、加藤咲深さん(9)は「動き、音を出すフィギュアが怖かったが、また来たい」と話した。
現在地近くで2020年8月まで前身の施設を営業した妖怪企画(米子市目久美町)が運営。交流館展示ホールの有効活用策を募った県に選ばれた。
前身は老朽化により閉館せざるを得なかっただけに、上杉伸正社長(66)は再スタートを喜び「来館者らの声に耳を傾け、より魅力的な施設としたい」と述べた。今後、人形を増やす計画もある。
開館時間は午前9時半から午後5時までで、当面は無休。入場料は一般700円、中高生500円、小学生以下300円、3歳未満は無料。
(松本稔史)