太平洋戦争に向かう軌跡をたどると、新聞が国民をあおり、奔流のようなナショナリズムと戦意を生み出していった経緯が浮かび上がる。やがて、その奔流に新聞自体がのみ込まれ、厳しい検閲などの制約を受けることになっていった。 「陸軍省のお先棒を担ぐようなふうに新聞が動いた」「陸軍をおだてるような記事が非常に多いのですよ。大事にこれ(新聞)を啓蒙...
残り1512文字(全文:1680文字)
続きを読むには会員登録が必要です
無料会員登録(山陰中央新報IDを取得)すると
付きのデジタル記事が月5本まで読める
ニュースレターで最新情報を受け取れる
プレゼント応募や、クーポンが利用できる