松井一実市長の平和宣言の全文は次の通り

 母は私の憧れで、優しく大切に育ててくれました。そう語る当時16歳の女性は、母の心尽くしのお弁当を持って家を出たあの日の朝が、最後の別れになるとは思いもしませんでした。77年前の夏、何の前触れもなく、人類に向けて初めての核兵器が投下され、さく裂したのがあの日の朝です。

 広島駅付近にいた女性は、すさまじい光とともにドーンという爆風に背中から吹き飛ばされ意識を失い...