集団予防接種での注射器使い回しが原因のB型肝炎を20年以上前に発症し、再発した患者2人が国に損害賠償を求めた訴訟の上告審判決で、最高裁第2小法廷(三浦守裁判長)は26日、賠償請求権が消滅する「除斥期間」(20年)の起算点は、発症時ではなく再発時とすべきだとした。権利が消滅したとして原告敗訴だった二審福岡高裁判決を破棄し、損害額を算定するため審理を差し戻...