島根県と鳥取県が１６日、７９０人、８２１人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。両県とも１５日確認分。松江市内の高齢者福祉施設など計１４件（島根９件、鳥取５件）のクラスター（感染者集団）が発生した。島根で感染者２人が死亡し、同県の累計死者数は６３人となった。
島根県の居住地別の内訳は、出雲市２０７人、松江市１８３人、浜田市６７人、雲南市５２人、益田市３８人、大田市３５人、江津市２３人、奥出雲町１８人、安来市１６人、海士町１５人、隠岐の島町１０人、吉賀町７人、美郷町６人、飯南町５人、邑南町４人、津和野町３人、川本町と知夫村各１人、県外３３人、調査中６６人。
クラスターは、松江市内の高齢者福祉施設２カ所で１７人と６人、浜田保健所管内（浜田市、江津市）の学校部活動８人、医療機関７人、県央保健所管内（大田市、邑智郡）の高齢者福祉施設と児童福祉施設で各５人、隠岐保健所管内（隠岐郡）の児童福祉施設７人、出雲市内の障害者福祉施設と高齢者福祉施設で各６人が感染。県内の累計は５０６件。
鳥取県の保健所管内別の内訳は、鳥取市が過去最多の４０４人、米子が３０６人、倉吉が１１１人。感染確認を受け、鳥取市の保育施設１カ所が一部休園。
クラスターは、鳥取市の高齢者福祉施設２４人、倉吉市の事業所１０人、東伯郡の高齢者福祉施設９人、米子市の保育所９人、倉吉市の保育所８人が感染。県内の累計は３２８件。
鳥取県は公表済みの感染者２人を取り下げた。累計感染者数は島根５万５６７７人、鳥取４万８７６人。１６日午前０時時点の確保病床使用率は島根（３７１床）３５・８％、鳥取（３５０床）４７・７％。宿泊療養は島根３９人、鳥取１３７人。自宅療養は島根６１１９人、鳥取５８８３人。重症者は島根１人、鳥取２人。
（清山遼太、福間崇広）
