【松江】社会人野球のパナソニックの選手を招いた野球教室が20日、松江市古志原4丁目の松江工業高校であった。松江、出雲両市内の県立高3校の球児が、同社野球部で松江北高出身の勝田紘一朗投手(25)ら4選手から上達のこつを学んだ。
 勝田投手は高校時代、伸びのある直球を武器に県内屈指の好左腕としてチームを牽引した。この日は勝田投手のほか、桐生第一高出身の三上恭平捕手、沖学園高出身の横田拓也内野手、智弁和歌山高出身の藤井健外野手が参加。松江工業、松江商業、出雲農林の3校の選手約50人が指導を受けた。
 ポジション別の練習で、投手陣はブルペンでピッチングを実施。勝田投手からキャッチボールの段階から制球を意識する基本のほか、投球スタイルに応じて腕の振り方や踏み込んだ際の左右の足の間隔を調整するよう手ほどきを受けた。
 松江工業1年の藤江俊輔さん(16)は「上半身主導のフォームの方が自分に合っていることが分かった。想像以上にいい球が投げられた」と手応えをつかんでいた。
 野球教室は地域のスポーツ振興を目的に山陰パナソニック(松江市西津田2丁目)が企画。新型コロナウイルス禍で2年ぶりの開催となった。21日は米子市内で小学生対象に行う。
     (佐々木一全)






 
  






