島根県と鳥取県が20日、1175人、1201人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。いずれも19日確認分。両県とも4日連続の千人超えで、鳥取県は過去最多を更新した。クラスターは計8件(島根4件、鳥取4件)発生した。鳥取県で感染者1人が死亡し、県内の累計は42人となった。
島根県の居住地別の内訳は出雲262人、松江140人、浜田121人、大田54人、益田51人、雲南44人、安来43人、江津38人、隠岐の島17人、奥出雲11人、邑南8人、吉賀7人、美郷6人、西ノ島と津和野各5人、海士4人、飯南と知夫各3人、川本2人、県外14人、調査中337人。 クラスターは、松江市内の高齢者福祉施設3カ所でそれぞれ5~6人、県央保健所管内(大田市、邑智郡)の医療機関で8人の感染が確認された。累計は519件。
関係者の感染判明を受け、安来市立保育施設1カ所が部分休園となった。
鳥取県の保健所管内別の内訳は鳥取市533人、米子478人、倉吉190人。クラスターは鳥取市内のスポーツ大会で41人が感染したほか、同市内の高齢者福祉施設25人と社会福祉施設14人、米子市の高齢者福祉施設7人の感染が確認された。累計は339件。
県は米子保健所の職員6人が感染したことも明らかにした。職員の派遣などで対応する方針。
累計感染者数は島根6万845人、鳥取は鳥取市2人の取り下げがあり4万5298人。20日午前0時時点の確保病床使用率は島根(371床)37・2%、鳥取(350床)47・7%。宿泊療養は島根40人、鳥取140人。自宅療養は島根6503人、鳥取4615人。重傷者は島根0人、鳥取1人。
(勝部浩文)