天気はそれほど荒れなかったが、ラフに入れるとショットが難しく、グリーン上で苦戦していた。ルーキー、ベテラン、中堅といろいろな選手が上位に入った。攻めるところは攻めるアグレッシブなプレーや、難しいホールをパーで耐えた選手が上位にいると感じる。

 13番(パー3)がキーホールだった。ショートホールだが、ボギー(23人)、ダブルボギー(2人)が多かった。ホールインワンも出たが、バーディーをあまり見なかった。9番(パー4)は、予想した通りバーディーが(7人と)少なかった。

 2人が1位タイで並んだ。西山ゆかり選手のノーボギーは素晴らしい。ベテランだが、気持ちがフレッシュでゴルフを心から楽しんでいるのを感じる。石川怜奈選手は流れに乗るとバーディーを量産してくる選手。初日の流れはすごく良かった。成田美寿々選手が憧れといい、同じ組で回って最高のプレーをしたメンタルも評価したい。

 2日目以降も、ショット力に加え、グリーンの芝目に負けないパッティングがポイントになる。トップは5アンダーだが、大会の2日目は順位が大きく変動することがよくある。楽しみな第2ラウンドになりそうだ。

 (聞き手は景山達登)