山陰両県内の多くの小中学校で26日、始業式があった。新型コロナウイルスの感染拡大が収まらない中で新学期を迎えることになり、各校は換気の徹底などクラスター対策に細心の注意をはらうとともに、授業を休んだ生徒の学習に支障が出ないよう、オンラインの補習授業を用意するといったウィズコロナの策を講じて新たなスタートを切る。
(井上雅子)
山陰両県内の公立小中学校の始業式は主に24~30日に実施。夏休み期間中の8月下旬でも1日の感染者が両県で千人を超える日が出るなど新型コロナウイルスの流行「第7波」の収束が見えない状況が続く。
松江市立第二中学校(松江市西川津町)では26日、根本登三男校長が校内放送で約640人の生徒に「エネルギッシュにスタートしましょう」とあいさつ。2学期を充実させるため、感染対策を徹底するよう改めて求めた。
オミクロン株が流行の主流となって以降、若い世代の感染者が増加。誰が感染してもおかしくない状況の中、同校はコロナで休んだ生徒向けにメールで課題を送ったり、放課後に補習時間を設けたりしてサポートする。
鳥取市立湖東中学校(鳥取市湖山町北6丁目)は同日午後、モニターを通して全校集会をした。
生徒にタブレット端末を配布している同校は夏休み期間中、高校受験などを控える3年生対象に端末のアプリを通して健康観察。学習の遅れや不安がある生徒に、オンラインでの補習授業の環境を用意する。伊藤浩三校長は「生徒や保護者は学習の遅れを心配している。情報通信技術(ICT)を活用して、少しでも埋め合わせたい」と話す。
教職員の負担は大きいが、小林啓二副校長は秋期に体育祭や学園祭といった生徒にとって大切なイベントが続くことも踏まえ、「制限があっても自分の力を発揮し、できることを一生懸命やってほしい。仲間と協力して困難を乗り越えてほしい」と生徒をおもんぱかった。













