廃校舎を使った鳥取県八頭町見槻中の複合施設「隼Lab.(ラボ)」内に、駄菓子などを販売する「ポトラ」がオープンした。子どもの「社交場」としてだけでなく、約1千冊の書籍も取り扱い、地域の新たな多世代交流施設を目指す。
ラボを運営するシーセブンハヤブサが、子どもたちに小遣いで駄菓子を買う経験をしてもらおうと昨年末に構想を練り始め、今月20日に開店した。子どもだけでなく、多くの年代に立ち寄ってもらうため、ドーナツと書籍も販売する。
駄菓子は約80種が並び、値段は小さな子どもでも計算しやすいよう10円単位とした。書籍は、店長を務める諸岡若葉さん(29)が選び、「いろんな知識や価値観に出合う場にしたい」との思いから絵本や小説、料理本など幅広いジャンルをそろえた。
今後は店舗前の広場を活用し、遊びの場を提供する考えで、諸岡さんは「ここに来ればわくわくしてもらえるような場所にしたい」と話した。
定休日は毎週火、水曜で、営業時間は午前11時~午後6時。 (藤井俊行)