出雲市平田町の愛宕山公園動物広場に世界最大級の大型ウサギ「コンチネンタル・ジャイアント・ラビット」(3歳、オス)が仲間入りした。名前は「リロ」。今月中旬に一般公開する予定。つぶらな瞳は愛きょうたっぷりで、子どもたちの人気者になりそう。一般公開を前にかわいらしいウサギの姿を写真と動画で紹介する。(出雲総局報道部・藤原康平)

フランス原産とされるこの大型ウサギ(体重7キロ)は通常のウサギ(2~3キロ)の倍以上の大きさがあり、人懐っこくておとなしい性格が特徴。ストレスを与えないために実際に手で触れることはできないが、小屋の外から見学できるようになるという。

この大型ウサギは愛宕山公園で2009年から交流駅伝大会を開催してきた出雲工業高校駅伝部OB有志の実行委員会(多久和秀政会長)が寄贈した。これまでに大会参加費や後援企業の支援金を元に18年にロバ、翌年には園内の管理棟の壁に動物たちを描いた絵を贈り、魅力向上に一役買ってきた。

今回は子どもたちに楽しんでもらおうと、多久和会長(46)がインターネットで大型ウサギを見つけ、大阪府内の牧場から購入した。多久和会長は「なかなか無料で見ることはできないと思う。愛宕山を拠点に、平田地域を盛り上げたい」と話した。
愛宕山公園ではこのほか、鹿やヤギなど計8種類の動物を見ることができる。入場無料。