島根県奥出雲町三成の国道432号沿いにある「みなり遊園地」。近くにある国の名勝・天然記念物「鬼の舌震(したぶるい)」にある巨岩を模して造られた複合遊具「オロチランド」をはじめ、地域色豊かな遊具が整備されている。
広さは、出雲ドームの人工芝部分の2倍程度に当たる約2万7千平方メートル。年間約3万9千人が訪れる。遊具の中で目を引く「オロチランド」は長さ80メートル、20メートルのローラー滑り台。ほかにも、思い思いに遊べるロープくぐりやトンネル、大馬木川の清流をイメージし、大きなカーブを描きながら下りる滑り台が子どもたちを楽しませる。
園内にはこのほか、JR木次線を走る観光列車「奥出雲おろち号」から名付けたアスレチック「トロッコ列車」や国内で唯一、営まれているたたら製鉄の炉をイメージして造られた「たたらの砂場」などがある。
奥出雲町観光協会の川西美春事務局次長は「新緑と清流の季節に合わせ、鬼の舌震など周辺観光地と一緒に楽しんでもらえたらうれしい」と話す。 (清山遼太)