岸田文雄首相が安倍晋三元首相の国葬を巡る国会質疑に臨んだ。日に日に強まる世論の批判を踏まえ「正面から答える責任がある」と自ら出席を望んだものの、法的根拠や費用に関する説明は従来の域を出なかった。立憲民主党などは政府の「独走」による決定過程や、曖昧な実施基準も含めて厳しく追及した。疑問解消には程遠いまま、当日まで20日を切った。

▼異例の逆提案

 「ご質問に答える中で、さらに...