政府は将来的な電力の安定供給に向けて、従来のエネルギー政策の基本方針を転換し、原発の増設やリプレース(建て替え)について検討を始める考えを示した。同時に、最長60年としてきた原発の運転期間も検討し、年末までに結論を出すという。

 甚大な被害を出した東京電力福島第1原発事故から11年半余り。脱炭素化の推進や、逼迫(ひっぱく)する電力需給の解消が狙いとはいえ、唐突な方針転換に世論は分かれる。

 「こだま欄」に寄せられた、原発の新増設に対する読者...