恐竜の着ぐるみを着てビーチテニスボール拾いに挑戦する参加者=米子市皆生温泉3丁目、皆生温泉海遊ビーチ
恐竜の着ぐるみを着てビーチテニスボール拾いに挑戦する参加者=米子市皆生温泉3丁目、皆生温泉海遊ビーチ

 【米子】恐竜の着ぐるみを着て競技する「ティラノサウルスレース」が9日、米子市皆生温泉3丁目の皆生温泉海遊ビーチであった。鳥取県内外から参加した240人が恐竜になりきって、趣向を凝らした種目に挑んだ。

 恐竜の着ぐるみのイベントは、4月に有志が鳥取県大山町で初めて開催。交流サイト(SNS)を通じて全国で話題になり、第2弾として砂浜を会場に開いた。

 初めに恐竜の姿でラジオ体操をすると、怖そうな顔とは対照的にユーモラスな動きになり、詰めかけた多くの見物客の笑いを誘った。

 競技では、ボール拾いなど4種目を行う「ビーチ混合」と、二人三脚ならぬ「二体三脚」の30メートル走があった。参加者は、着ぐるみと砂の上の競技で動きや視界が制約されて悪戦苦闘しながらも、日本海を背景に全力で取り組んだ。

 友人と参加した兵庫県たつの市の会社員、森本宏湖さん(43)は「非日常を味わえて楽しかった」と笑顔で話した。

      (坂本彩子)