来場者1万人目の持田章子さん(左)と美恵さん親子=松江市袖師町、島根県立美術館
来場者1万人目の持田章子さん(左)と美恵さん親子=松江市袖師町、島根県立美術館

 島根県立美術館(松江市袖師町)で開催中の企画展「祈りの仏像 出雲の地より」(県立美術館、山陰中央新報社など主催)の来場者が13日、1万人に達し、節目の来場者に記念品が手渡された。

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 1万人目の来場となったのは、寺巡りが好きな松江市の持田章子さん(79)と美恵さん(52)の親子。この日は好天だったため散歩気分で来館した。

 同館の藤間寛館長から図録や非売品のバッグなど、記念品を受け取った章子さんは「光栄です。仏像を見ていると穏やかな気持ちになる」と喜んだ。

 同展は耐震改修工事で約1年間休館した美術館の再開館を記念した。飛鳥-鎌倉時代の個性豊かな仏像43点が展示されている。松江市や出雲市などの19の寺にある、寺院外では初公開の仏像や重要文化財も並ぶ。24日まで。

 (井上雅子)