鳥取県警がリニューアルしたインターネットで提出できる大山の登山届
鳥取県警がリニューアルしたインターネットで提出できる大山の登山届

 鳥取県警がインターネットで提出できる大山(標高1729メートル)の登山届をリニューアルし18日、運用を始めた。新たに車のナンバーや駐車場の記入欄を設け、遭難事案かどうかの判断や迅速な救助活動に役立てる。紙の登山届も今後更新する。

 大山の登山届は、県警ホームページの「大山登山情報」のページから提出できる。連絡先や登山ルート、装備品などを記入する。

 新しい登山届では車のナンバーや利用した駐車場といった、交通手段についての記入欄を追加。家族らから遭難の通報があった際、車が駐車場に残っているようなら遭難の可能性があると判断でき、救助の初動対応が円滑になるという。

 県警地域課によると、大山では今年の登山届の提出は9月末時点で約2万5千件。提出方法は紙6割、県警ホームページ2割となっている。10月15日時点で遭難は14件(死者4人)発生し、そのうち登山届が提出されていたのは4件だった。地域課の山根利之次席は「県外からの登山者も多く登山届提出の必要性を訴えていきたい」と話した。