3月下旬、首相官邸の総理執務室。初訪米を控えた首相菅義偉を囲んだ議論のテーマはバイデン政権の対中戦略だった。話題が米国による金融制裁に及ぶと、首相は胸元からピンク色の蛍光ペンを取り出し、資料に線を引いた。外交で指導力が見えないとやゆされる菅の一瞬の動作。首相周辺は「...
残り1207文字(全文:1341文字)
続きを読むには会員登録が必要です
無料会員登録(山陰中央新報IDを取得)すると
付きのデジタル記事が月5本まで読める
ニュースレターで最新情報を受け取れる
プレゼント応募や、クーポンが利用できる