【松江】身近な環境を科学的な視点で学ぶ「暮らしを支えるサイエンス」の研究成果発表会が23日、松江市白潟本町の市民活動センターであった。小学生3人が市内のスーパーマーケットでの購買行動をテーマごとに調べて発表した。
子ども向けの科学実験教室「SUN in サイエンス」(松江市西川津町、井上太陽代表)が企画し、小学1年から5年の17人が参加し、6月から研究を始めた。子どもたちは、みしまや学園店(松江市学園2丁目)を見学してテーマを見つけ、農園などを訪れ、調査を進めた。
テーマごとに調べてまとめたポスターをもとに発表した。高橋耀(あき)さん(8)=乃木小2年=は、地産地消コーナーで島根県産の野菜がよく売れている理由について調べた。
三つの農園を訪れ、農薬が少なく、天然の肥料を使い、おいしい野菜を栽培していることが分かった。「地元にはいろいろ工夫された畑や牧場があることを知った。その努力が島根県産が選ばれる理由だと思った」とまとめた。このほか売り場の陳列による購買行動の変化の発表もあった。
児童の家族や農家など30人が発表を聞いた。
(井上雅子)