黄色い小さな花が咲き始めたキンラン=島根県川本町北佐木
黄色い小さな花が咲き始めたキンラン=島根県川本町北佐木

 島根県が絶滅危惧種に指定するラン科の花「キンラン」が、同県川本町北佐木の野口捨雄さん(81)が所有する山林内で咲き始め、愛らしい黄色の花が来訪者を楽しませている。

 草丈約50センチの多年草で、県内に点在するが個体数が少なく、県レッドデータブックで絶滅危惧2類に指定されている。

 山林内では46株が自生し、暖冬の影響で例年より10日程度早い4月27日から咲き始めた。今月中旬まで楽しめるとみられ、自由に観賞できる。

 野口さんは10年前、斜面に数株を発見。周囲に鳥獣被害防止の柵を張ったり、新聞紙の筒をかぶせて霜対策をしたりするなど、大切に守っており「今年は生育が良く、きれいな花が楽しめる」と話した。 

        (佐伯学)