国内で増えている大腸に炎症が起こる難病「潰瘍性大腸炎」の患者が、島根県内でも増加している。原因は不明で、進学や転勤といった環境の変化によるストレスで発症したり、症状が悪化したりするケースもある。近年、薬の種類が増えており、症状を抑えながら根気よく付き合うことが肝要だ。
大腸だけに炎症が起こる免疫異常の病気。下痢や下血、発熱といった症状が続く。若年者に多く、9月に病気を公表した陸上男子100メートルの桐生祥秀選手をはじめ、著名人が患っていることでも知られる。
厚生労働省の衛生行政報告例などによると、...