優れた技術を持つ和菓子職人に贈られる「選・和菓子職」の優秀和菓子職に、島根県から3人が認定された。味や色彩、作業手順などが総合的に評価された。今回の認定を含め、全国で150人いる優秀和菓子職のうち島根県の職人は計11人となり、都道府県別では2番目に多く、職人の技術力の高さを示した。 (青山和佳乃)
認定されたのは県内の和菓子店に勤める能海祥志(ひろし)さん(30)、上野智賀さん(34)、野田大晴(まさはる)さん(25)。今回は全国で12人が認定されており、島根県が4分の1を占めた。
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選・和菓子職の認定は和菓子技術の伝承や振興を目的に全国和菓子協会が主催。優秀和菓子職部門は52人が応募し、1次審査を経て42人が8月に東京都であった最終審査に進み、テーマ「春夏秋冬」と「正月」にちなんだ和菓子5種類を3個ずつ、1時間45分以内に仕上げた。
3人は31日、県庁に丸山達也知事を訪問し、認定を報告。優秀和菓子職のエンブレムが付いたユニホームを着用し、審査会で作った和菓子を...