「朝10分で世の中をつかむ新聞の読み方」を試す参加者=松江市大庭町、大庭公民館
「朝10分で世の中をつかむ新聞の読み方」を試す参加者=松江市大庭町、大庭公民館

 新聞をより楽しく生活に生かすための「大人の新聞教室」が、松江市大庭町の大庭公民館であった。地域住民19人が山陰中央新報社の清水由紀子NIE担当から新聞の特長や楽しみ方を聞いた。

 清水担当は当日の山陰中央新報が紙齢28950号であることを、参加者と一緒に確認。第1号の「島根新聞」1942年1月1日の紙面を示し、開戦後間もない太平洋戦争の記事や世相を映した広告を見ながら「新聞は歴史を記録するメディア」と説明した。

 見出しや、リードと本文からなる逆三角形の記事スタイルについて解説し、1面から見出しとリードを拾い読みする「朝10分で世の中をつかむ新聞の読み方」を紹介した。

 大庭地区寿会連合会女性部が企画。部長の金森勝江さん(73)は「日頃はボランティア活動や家のことで忙しく、ざっと見ることしかできなかった。上手な読み方が分かったのでやってみたい」と話した。