リレー形式でベースランニングに取り組む参加者=益田市美都町朝倉
リレー形式でベースランニングに取り組む参加者=益田市美都町朝倉

 子どもたちに野球の魅力を知ってもらうイベント「かじってみる? 野球」が13日、益田市美都町朝倉のさくらドームであった。参加者は高校生の指導を受け、ベースランニングやティー打撃、的当てで制球力を競うストラックアウトに取り組み、投げて打って走る競技に親しんだ。

 競技人口の拡大を狙いに市野球連盟と市野球愛好会が主催し、保育園児や小学生、保護者ら約200人が参加した。10月の秋季中国地区高校野球大会に26年ぶりに出場した益田高校野球部員10人がサポートした。

 ベースランニングはリレー形式で実施。参加者は2班に分かれ、本塁と二塁ベースから同時にスタートし、ボールをバトン代わりに真剣な表情で塁間を駆けた。

 軟らかい子ども用のボールを使ったティー打撃、ストラックアウトも行われ、益田高の野球部員が打ち方や投げ方をアドバイスした。主将の2年斎藤永稀(とき)さん(16)は「次世代に野球の楽しさを伝えたい」と取り組んでいた。

 家族4人で参加した益田市中島町の保育園児城市梨央(りお)ちゃん(6)は「あまり(的を)倒せなかったけど、投げるのが楽しかった」とほほ笑んだ。