読者の皆さんから、身近なテーマについてコメントを募り、山陰中央新報とSデジに掲載する「さんコメ!」。「落ち込んだとき、どう乗り越える」に、たくさんの投稿をありがとうございました。紙面では紹介しきれなかった投稿と、記者の雑感を掲載していますので、お楽しみください。(かっこ内はペンネーム。内容は一部要約・編集しています)
1、私は落ち込むことはあまりないが落ち込んだら、自分の気持ちを落ちつかせるために自分のベッドに入る。そして、天井を静かに眺める。すると、何で、こんな失敗をしたのだろうと考え始める。そうしていると、また、ガンバローと元気が出てくるのだ。落ち込んだ時は気持ちを落ちつかせることが1番だと思う。(ドルチェ)

2、無理に楽しい事を想像したりはしません。辛くなるから。YouTubeを見たり、ボサノバ音楽を聴いたり、少しでも異次元世界に浸り、自分を慰めます。音楽の力、意外と効果ありますよ。最悪な時は、昔習ったフラメンコを踊るとなぜか吹っ切れる。oleole(オレオレ)!で、疲れてバタンキュー。効果絶大。(こより)
3、A4判の半分の紙、広告の裏でも良。今、何を悩んでいるのか、落ち込んだ理由、自分が落ち込む原因を作った人の悪口なとなど、心の内にためたものをすべて何枚も書きます。そしてシュレッダーか破ってゴミ箱へ。落ち込んだ理由を忘れる(棄てる)ことで前向きになることにしました。50代になり、仕事のゴールも見え始めた時にやりましたが、無駄な時間だと思うようになり、その後は自分の目標のハードルを下げ、自分で自分を褒めるようにしたら楽になりました。悩み、自己嫌悪になるのも成長の証、でもある程度で「ここまでよくやった。」と自分の事を褒めると気が楽になります。気分転換をしても変わらない、行動も起こしたくないときは、心療内科の医師に力を借りた方がいいと思います。脳内ホルモンの影響なので本来の自分を取り戻すために医師の力を借りましょう。(日々是好日)
4、私は食べることが大好きで特に大好きなパンの為なら遠くまで行くことも惜しみません。イヤなことがあれば大好きなパン屋さんに行って、見て、買って、食べれば、スーっと忘れて、楽になります。パンを食べると落ち込むまではいきません。(モンブラン)
5、会社、ご近所、親戚、子ども関係の親同士の付き合い、家族など、とにかく人間関係が1番ストレスで喜怒哀楽の感情が忙しい。若い時は大好きな車で気ままにぶっ飛ばしてスカーッとしていたが、今では孫の存在が私の安定剤になっている。孫の笑顔を写メで見ては心を和ませています。
6、先日、仕事がうまくいかずいい歳して人前で泣きました。惨めで恥ずかしくて腹も立ち、誰かのせいにしたくて2、3日は大泣きしました。ストイックに落ち込み、辛さを手帳に書きだし、話を聞いてもらい、とにかく涙を出し切ることに全力を注ぎました。ある時、泣きじゃくった顔を鏡で見て、いつまでこんな顔してるんだと自分に疑問が沸いたら、立ち直ってきた証といったところでしょうか。(のんきーもんきー)

7、落ち込んだときの乗り越え方。私の場合海を見るか空を見上げます。しばらく見ていると不思議と自分の悩んでいることがちっぽけに思えてきて前向きになれます。単純なだけかもしれません。でも自然のものにふれるのが一番です。(のんき母)
8、今までは、音楽を聴いたり、歌ったりと何かしらに没頭して、次に!と切り替えてきました。ただ、それはその場しのぎ。自分の心からの「逃げ」とも気づきました。だからまた同じことを繰り返すし、また落ち込むこともわかりました。思考の癖みたいなものと。今はセラピスト。人を励まし、次に進めるようにと背中を押してあげられるようにと心がけています。自分が落ち込んだ理由がいろいろあります。とにかく「書く」視化して自分の考え方を探す。何で落ち込んだのか、それはどういう感情なのか…。その作業をすると、自分の思考で判断したことだと気づいたり、相手がいれば、その人も辛かったのだと気がついたり。自分の気持ちを聴いてもらえる大切な人がいると一番良いですね。「頭や背中をナデナデ」してもらうと肯定感も上がり次に進めると思っています。(Mikitree)
9、近年最も落ち込んだのは介護してた超大型犬が死んだ時。介護中も職場に遅刻して怒られたり、ミーティングが長引いて「犬が待ってるから帰っていい?」に対して「ふざけんな!」と怒鳴られたり。その度に犬に慰められてました。優しい子でした。人間には多くの支援があるけど、あの子には私だけ。その子が死んだ時、1週間、何事も手につかず、ご飯は喉を通らず、家は荒れ放題に。いわゆるペットロス。さすがにせめて日常生活を、と少しずつ片付けをしながらちょっとずつ乗り越えて1年半。まだ思い出すと悲しいけれど、あの子のことは忘れない。今は保健所から来た中型犬、アニマルシェルターからきた猫2匹と支え合いながら暮らしています。落ち込んでたあの時に慰めてくれた家族、友人、ご近所の皆様、この場を借りてあらためてお礼を言わせてください。ありがとうございます。(金巴里橙)
10、とにかく誰かに話を聞いてもらいたい性分なので、夫か母に付き合ってもらい気分が落ち着くまで話を聞いてもらいます。あとはおいしいものを食べる、好きな音楽を聞きながらドライブする、とことん寝る、です。(きらきらひかる)

11、こんにちは。私も担当記者さんと同じことをしてるな~と思って投稿しました。youtubeで音楽を流しながら、料理、洗濯物たたみ、片付けなどの家事をしています。無心で野菜を切っているといろいろ忘れられます。
12、基本的に「なにくそ!」と思う気持ちでやっています。相手がいれば、相手が悪いと心の中で思ったり、家族に不満をぶつけます。そして、少しばかり仕返しをすることもあります。たいてい、話したことですっきり、家事でバタバタしていて、どうでもよくなったり、子どものアニメや絵本でほぐれたり…。それどころではなく、次の日が来る感じです。(りんごあめ)
記者雑感 対処法 年齢や置かれた環境で変化
好きな音楽を聴いて家事に没頭したり、風景を眺めたりと、日常生活の中で気持ちを立て直す人が多いことが印象的でした。悩みの原因やつらいことを紙に書き出すのは、頭を整理するにも、誰かに相談しにくいことで悩んでいる時にも、いいかもしれませんね。
学生時代や入社間もない頃、悩みにぶつかった時はよく本に答えを求めていました。エッセーや、設定に共感する小説をあれこれ読んでは力をもらい、何度も読み返す「心の友」のような一冊にも出会いました。家庭を持った今はそうした時間が取りづらく、家事で気分転換しています。落ち込んだ時の対処法も、年齢や自分が置かれた環境によって変化していくのだと感じました。 (担当記者)
次回テーマ 「年末年始の過ごし方」
次回テーマは「年末年始の過ごし方」です。家族や恋人と過ごすもの、という風潮がありますが、クリスマスを一人で過ごす「クリぼっち」との言葉も生まれ、「おひとりさま」を楽しむスタイルも浸透しつつあります。実家への帰省は気苦労もありますよね。個人的に恋人と別れた直後のクリスマスはつらかった記憶があります。
コメントをツイッターとLINEで募ります。ツイッターは「 #さんコメ 」をつけて、つぶやいてください! 匿名OK。ペンネームがあるとうれしいです。12月上旬に特集を組みます。