エジプトのシャルムエルシェイクで行われていた国連気候変動枠組み条約第27回締約国会議(COP27)が11月20日、閉幕した。交渉は難航し、会期を延長しての閉幕であった。

 グテレス事務総長の言葉を借りれば、今回は「ジャスティス(正義)」と「アンビション(野心)」という二つの大きなテーマに突き動かされた会議であった。「損失と被害」に対する基金創設では何とか合意できた...