1992年12月10日午後9時ごろ、松江市美保関町七類の海沿いの民家に隕石(いんせき)が落下してから30年が過ぎた。この隕石は96年3月からメテオプラザ(松江市美保関町七類)で常設展示され、多くの人に宇宙への夢とロマンを与えている。落下して30年を迎える10日は、記念イベントがメテオプラザで開かれ、隕石を展示するメテオミュージアムは無料開放され、星空観察や民家の主人、松本優さん(86)らによる講演会がある。(報道部・井上雅子)
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この隕石は東京国立科学博物館の研究者らによる調査の結果、46億年前に太陽系の誕生と共に生まれ、今の形になってから6100万年の間、宇宙を旅してきたことが判明した。
▽隕石のレプリカも

メテオプラザ4階にあるメテオミュージアムには長さ約25センチ、重さ6キロの隕石が展示されている。資料コーナーもあり、当時の新聞記事や、屋根や床下を突き破って落ちてきた現場を再現した民家のレプリカもあって、当時の様子を詳細に学ぶことができる。

隕石の重さや大きさを再現したレプリカがあり、持ってみると想像以上に重い。これが上空から降ってきたのかと思うと恐怖を感じる。
▽屋根裏に隕石の印...