情報科学高校(安来市能義町)の生徒が地元事業者と連携して洋菓子3品を開発した。同校と安来市、島根銀行などの産学官金連携プロジェクトの一環で、実際に販売し、地域経済の活性化につなげる。
同校の課題研究の授業として3年生6人が担当。いずれも市内の事業者で、豆腐製造の角久▽杉本パン▽いちごの大森ファーム▽障害福祉サービス事業所・櫻苑(さくらえん)-が協力した。
開発した3品は、チューリップの花の形で乾燥イチゴを練り込んだ「やすぎのチューリップラスク」と、豆乳入り焼きドーナツ「デリソイ」、さらにイチゴのピューレを練り込んだ「ベリーデリソイ」。
チューリップラスクは子どもからお年寄りまで、幅広く食べられるよう硬さや厚さを工夫。5枚入り216円で杉本パンが販売を始めた。デリソイは豆乳入りでヘルシーなのが特徴でプレーン170円とイチゴ入り220円を用意した。櫻苑で扱う予定。
13日、関係者が市役所に田中武夫市長を訪ねて報告した。生徒の山崎久留実さん(18)は「イチゴの味をしっかりと残した。安来の良さが伝わるかなと思う」と話した。
(桝井映志)












